高橋 剛

准教授

TAKAHASHI tsuyoshi

分子科学部門

研究KEYWORD

ペプチド・タンパク質工学,ケミカルバイオロジー,進化分子工学,合成リガンド探索

研究分野

生体分子化学

主な研究テーマ

  • がんやアルツハイマー病に作用する人工ペプチドの開発
  • 薬剤の副作用に繋がるオフターゲットタンパク質の網羅的な探索法の開発
  • 合成化合物とタンパク質間相互作用の新規検出法の構築

研究概要

アミノ酸が繋がった高分子化合物であるペプチドやタンパク質は、そのアミノ酸の並び方や立体構造の違いにより様々な機能を発現することができる。当研究室では、がんやアルツハイマー病などの重篤な疾患に関連するタンパク質に作用する人工ペプチドの創製や、ペプチドタグを用いた新規分子間相互作用検出法の開発に取り組んでいる。また、タンパク質スプライシング活性をもつインテインの改良や、非天然アミノ酸含有ペプチドライブラリの合成など、広くペプチド・タンパク質工学に関する研究を行っている。

提供できる技術・応用分野

ペプチド固相合成法、タンパク質化学合成、タンパク質ミスフォールディング解析、新規リガンド探索法を利用した合成リガンドの創製など

主要な所属学会

日本化学会、日本ペプチド学会、生命化学研究会

代表的な論文 または 特許

  • Detecting ligand-protein interactions inside cells using reactive peptide tags and split luciferase. Chem. Commun. 57, 9906-9909 (2021).
  • Activation of protease and luciferase using engineered Nostoc punctiforme PCC73102 DnaE intein with altered split position. ChemBioChem 22, 577-584 (2021).
  • Generation of active protease depending on peptide-protein interactions using interaction-dependent native chemical ligation and protein trans-splicing. Bull. Chem. Soc. Jpn. 92, 1767-1772 (2019).