研究KEYWORD
生物発光, 電子状態理論, 分子シミュレーション, 原子分子物理, 水質検査
研究分野
物理化学,生体分子化学,分析化学
主な研究テーマ
- 光解離型ケージド化合物の開発
- バイオルミネッセンスの理論研究
- 工場森林共生系における環境評価
研究概要
生物起源の発光現象には,緑色蛍光タンパクに代表されるような励起光を利用して発光する蛍光タンパクと,ホタルなどのタンパク質酵素中の化学反応により発光が起きる生物発光があります。現在ではこのような生物発光について分子レベルでの研究が進み,どのようなメカニズムで光るのか,どのようなことに応用できるのか,についての研究が行われています。 理論計算と実験の両面から,生物発光で起きている反応メカニズムの解明とその応用を目指して研究を行っています。また,分析化学の技術をもちいて,工場森林共生系における水質環境の調査を行なっています。
提供できる技術・応用分野
量子化学計算・古典分子動力学計算によるスペクトル解析
主要な所属学会
日本化学会, 日本物理学会, 日本生物物理学会, 原子衝突学会, 分子科学会
代表的な論文 または 特許
- The effect of dynamical fluctuations of hydration structures on the absorption spectra of oxyluciferin anions in an aqueous solution. PHYSICAL CHEMISTRY CHEMICAL PHYSICS, 19(15): 10028-10035 (2017).
- Synthesis and quantitative characterization of coumarin caged D-luciferin. J. Photochem. Photobiol. B, 189, 81-86 (2018).
- Theoretical study of the wavelength selection for the photocleavage of coumarin-caged D-luciferin. Photochem. Photobiol. 96, 805-814 (2020).