研究KEYWORD
数学作用素論, 超伝導, BCSギャップ方程式,解の存在・一意性・温度に関する性質, 2次相転移
研究分野
解析学,応用数学
主な研究テーマ
- 超伝導のBCS-Bogoliubovモデルの数学作用素論的研究
研究概要
超伝導や量子電磁力学における自発的対称性の破れについて, 数学作用素論の観点から研究を行っております。超伝導におけるBCSギャップ方程式の解の存在と一意性,温度に関する依存性などを調べています。また, 常伝導から超伝導への相転移が2次相転移であることの数学的証明も行いました。さらに,量子電磁力学におけるカイラル対称性の自発的破れについても研究を行っています。
提供できる技術・応用分野
超伝導や量子電磁力学の数理的扱い
主要な所属学会
日本数学会
代表的な論文 または 特許
- An operator-theoretical study of the specific heat and the critical magnetic field in the BCS-Bogoliubov model of superconductivity, Scientific Reports 10 (2020), 9877.
- An operator-theoretical proof of the second-order phase transition in the BCS-Bogoliubov model of superconductivity, Kyushu Journal of Mathematics 74 (2020), 177-196.
- Book review of “Physics of Heavy Fermions-Heavy Ferminons and Strongly Correlated Electron Systems”, zbMATH (2020).