研究KEYWORD
強相関電子系,量子スピン系,量子多体状態,数値計算,密度行列繰り込み群法
研究分野
物性物理学
主な研究テーマ
- 量子多体系における新奇量子状態の探求と特性解明
- 量子多体状態を解析するための数値計算手法の開発
研究概要
固体の電気的・磁気的性質は,多くの場合,結晶を組む原子核からの影響を受けた,多数の(アボガドロ数個程度の)電子からなる集団の性質に支配されている。そのような電子集団が示す特異な量子状態・量子現象を探索し,その性質を解明する理論的研究を行っている。また,それらの量子状態を解析するための新たな数値計算手法の開発も行っている。
提供できる技術・応用分野
密度行列繰り込み群法,厳密対角化法,実空間繰り込み群法などの数値的手法を用いた低次元強相関電子系・量子スピン系の研究
主要な所属学会
日本物理学会
代表的な論文 または 特許
- Magnetoelastic study on the frustrated quasi-one-dimensional spin-1/2 magnet LiCuVO4, Phys. Rev. B 103, 014411 (8 pages) (2021).
- Tensor-network strong-disorder renormalization groups for random quantum spin systems in two dimensions, Phys. Rev. B 102, 144439 (9 pages) (2020).
- Spin nematics in frustrated spin-dimer systems with bilayer structure, Phys. Rev. B 100, 214414 (20 pages) (2019).