理工学基盤部門,山本 隆夫

山本 隆夫

教授

YAMAMOTO takao

理工学基盤部門

研究KEYWORD

統計力学,ゲル,高分子溶液,非平衡熱力学,結晶成長,相転移

研究分野

物性物理学

主な研究テーマ

  • ゲル、高分子溶液等複雑液体の統計物理学の研究
  • 結晶表面・結晶成長の理論的研究
  • 秩序形成、緩和メカニズムの数理構造の研究

研究概要

高分子鎖の鎖状に長く広がっているという形状の極端な異方性のため、その集団は極めて多様な様相を示す。一方で、その長さ(鎖長)が原子サイズに比べて十分に長いことから、高分子鎖集団の熱統計的な性質においては鎖長が特徴的な長さとなり、物理量は鎖長でスケールされるという普遍性が表れる。このような特徴的な量によるスケーリングに着目することで、一見複雑で多様に見える系が持つ普遍性を探し出し、それを足場に多様性の理解をすることを試みている。①液液接触による異方性ゲル形成ダイナミックスの普遍性と多様性、②結晶表面の静的・動的普遍性、③多成分溶媒中の高分子鎖、ゲル、および2次元高分子の振る舞いと溶媒の臨界性の関係について、適切な統計力学的なモデルや現象論的なモデルを構築して解析的・数値的な手法、またはモンテカルロシミュレーションを用いて研究している。

提供できる技術・応用分野

数理モデルの構築と解析,物理描像に基づく現象の解析とモデリング

主要な所属学会

日本物理学会,日本結晶成長学会、日本物理教育学会

近年の論文 または 特許 (3件以内)

  • Crossover of Rate-Limiting Process in Plasma Gel Growth by Contact with Source of Gelator, gels, Vol.7, 11 (2021). 
  • Gel Volume Near the Critical Point of Binary Mixture Isobutyric Acid–Water, gels, Vol.6, 30 (2020).
  • ゲル膜壁をもつマイクロカプセルの構造と膨潤収縮, ゲルテクノロジーハンドブック(株式会社エヌ・ティー・エス) pp.194-201 (2014).