研究KEYWORD
空気電池,キャパシタ,金属ナノ粒子,多孔質炭素材料,X線吸収分光,小角X線散乱,超臨界乾燥
研究分野
エネルギー関連化学
主な研究テーマ
- リチウム空気電池正極の最適構造探索
- リチウム空気電池正極のオペランド構造解析
- 電気二重層キャパシタの劣化過程追跡
研究概要
リチウム空気電池や電気二重層キャパシタにおいて,機能と電極構造の変化に関する研究を行っています。研究室ではオリジナルの炭素材料や改質法が研究・開発されてきているため,これらを生かし電極の細孔構造や材料特性が機能に及ぼす影響を明らかにすることが目的です。また,これまで培ってきた放射光を用いた構造解析テクニックにより,充放電状態における各種オペランド測定を時間分解で行っています。実運転状態にある電極の構造解析を行うことで,電極内で起こる様々な変化を追跡することが可能になっています。
提供できる技術・応用分野
- 時間分解測定(小角・広角X線散乱,X線吸収分光)
- 金属ナノ粒子,合金ナノ粒子,ナノ粒子担持体調製
- 多孔体の細孔構造解析
主要な所属学会
日本化学会,炭素材料学会,分子科学会,日本表面真空学会,イオン液体研究会
代表的な論文 または 特許
- Novel Designs of Carbon Electrodes for the Technological Improvement of Electrochemical Capacitors, C. M. Hussain, and M. B. Ahamed eds., Smart Supercapacitors (Amsterdam, Elsevier, 2022), p.27.
- Effect of the Thickness of Single-walled Carbon Nanotube Electrodes on the Discharge Properties of Li–air Batteries, J. Electroanal. Chem., 878, 114603 (2020).
- Nitrogen-doped Seamless Activated Carbon Electrode with Excellent Durability for Electric Double Layer Capacitor, J. Electrochem. Soc., 167, 060523 (2020).