研究KEYWORD
糖鎖,糖ペプチド,糖タンパク質,化学合成,糖質関連酵素,多糖類
研究分野
生体分子化学,農芸化学,分子生物学
主な研究テーマ
- 糖質関連酵素の活性検出プローブの開発
- 新規糖加水分解酵素の探索研究
- 天然物由来糖分子を利用した機能性分子の開発
研究概要
生体情報分子である糖鎖を対象としたケミカルバイロジー研究を行っています。有機合成法や酵素法を用いて糖鎖分子や糖ペプチド,糖タンパク質,糖質関連酵素の基質となる糖鎖プローブを合成しています。また,天然物からの糖質分子の抽出,誘導体化による機能性糖鎖分子の開発にも取り組んでいます。これらの糖鎖分子を利用して,糖鎖や糖質関連酵素の機能解明,糖鎖が関与する病気の発症・病態メカニズムの解明を目指しています。
提供できる技術・応用分野
糖鎖化合物の合成・構造解析,糖質関連酵素の解析,蛍光糖鎖プローブの合成
主要な所属学会
日本農芸化学会,日本糖質学会,ニュージーランド化学会
代表的な論文 または 特許
- Occurrence of free N-glycans with a single GlcNAc at the reducing termini in animal sera, Glycobiology, doi.org/10.1093/glycob/cwab124 (2021).
- Efficient synthesis of α (1, 2)-linked oligomannoside derivatives through one-pot glycosylation, Carbohydr. Res., 494, 108072 (2020).
- Fluorogenic probe for measuring high-mannose type glycan-specific endo-β-N-acetylglucosaminidase H activity, Bioorg. Med. Chem. Lett., 29, 1643-1646 (2019).