研究KEYWORD
金属錯体, 光化学, 光触媒
研究分野
無機・錯体化学,分析化学,無機材料化学,エネルギー関連化学
主な研究テーマ
- 3d金属からなる金属錯体光触媒の開発
- 光機能性金属錯体の開発
研究概要
光エネルギー変換技術の一つとして,大気中CO2の資源化を行う「人工光合成」は,環境・エネルギー問題の解決に重要である。金属錯体は,優れた光機能性・触媒特性を発現するため,高効率にCO2を還元することができる。しかし,用いられる金属種は希少な金属に限られていた。本研究では,地殻中豊富に存在する金属種の錯体形成挙動を理解することにより,こうした金属種特有の機能性を発現する機能性分子を開拓している。これにより,安価な金属種を用いた高効率CO2還元光触媒や,発光性分子の開発を行っている。
提供できる技術・応用分野
- CO2固定化
- 光エネルギー利用
- 発光性材料
主要な所属学会
日本化学会, 光化学協会, 錯体化学会, 複合系の光機能研究会
代表的な論文 または 特許
- “Heteroleptic Cu(I) Phenanthroline Complexes Bearing Benzoxazole and Benzothiazole Moieties for Visible Light Absorption” Chem. Lett. 2022, 51, 69.
- “Highly Functional Dinuclear CuI‒Complex Photosensitizers for Photocatalytic CO2 Reduction” ACS Catal. 2021, 11, 11973.
- “Development of Visible-Light Driven Cu(I) Complex Photosensitizers for Photocatalytic CO2 Reduction” Front. Chem. 2019, 7, 418.