研究KEYWORD
有機超伝導体,光ラジカル重合,有機半導体,有機EL材料,化粧品,生体発光プローブ,食品生産管理
研究分野
機能物性科学,有機化学,生産環境農学
主な研究テーマ
- 高効率青色及び近赤外有機電界発光体(OLED)の開発
- 有機超伝導・半導体の開発
- 理工学手法による効率の良い食品生産管理システムの構築
研究概要
分子が光のエネルギーを吸収すると,通常の分子とは異なる化学的性質を持つ励起状態を形成します。励起状態では発光したり,通常では考えられない化学反応を起こします。この特長を利用して,発光効率の大きな分子を設計したり,熱化学反応ではできない反応により,新しい物質を創製する応用技術を開発し,工業・産業に応用可能な新物質を創造しています。生物も分子の集合体なので,光の恩恵で育っていきます。制御した光が食用生物の育成効率を向上させ,ひいては我々の健康増進につながる研究を行っています。
提供できる技術・応用分野
光や放射線を用いた化学技術,光重合開始剤・有機発光材料・紫外線遮蔽剤・有機半導体・超伝導物質の創製,農業製品生産効率向上システムの構築
主要な所属学会
日本化学会,光化学協会,ケイ素化学協会,日本放射線化学会
代表的な論文 または 特許
- Photochemical synthesis and device application of acene-phenacene hybrid molecules, dibenzo[n]phenacenes (n = 5-7), Chem. Comm., 57 (2021) 4768-4771.
- Solid-state photoluminescence of biaryls: Relationship between photophysical feature and crystal structure, J. Photochem. Photobiol. A: Chem., 421 (2021) 113518.
- Solid-state white-light emission from a pyrylium dye obtained in one synthetic step, J. Mater. Chem. C, 8 (2020) 14348-14352.