研究KEYWORD
高分子,ゲル,液晶,光散乱,熱分析,誘電分散
研究分野
高分子,有機材料,物性物理学,ナノマイクロ科学
主な研究テーマ
- 高分子の溶液中の分子形態の研究
- 天然多糖の化学修飾反応による分子形態と物理化学的性質への影響
- 異方性ゲル材料の作製,及び液-液接触法によるゲル成長ダイナミクスの解明
研究概要
多糖類の水溶液への溶解性の向上,溶媒条件による機能化のために多糖の化学修飾を行っている。導入された置換基の種類により,多糖鎖に新しい相互作用が働く,あるいは多糖鎖が形成する多重らせん構造などが構造変化する。新しいバイオマテリアルの開発することを目的として,化学修飾された多糖について分子量測定を基礎とした溶液中の分子形態と機能性について研究している。SEC-MALS法などを用いた新しい分子量測定法に対する精密解析方法の開発,多糖のハイドロゲルを中心とした異方性ゲル材料の作製の研究も行っている。
提供できる技術・応用分野
天然多糖の化学修飾,サイズ排除クロマトグラフィー,静的・動的光散乱測定,熱測定,誘電緩和測定,ゲル形成メカニズムとダイナミクス
主要な所属学会
高分子学会,日本熱測定学会,日本バイオレオロジー学会
代表的な論文 または 特許
- Preparation of electro-spun konjac glucomannan fabric with entrapped DNA and dynamics of adsorption of acridine orange for carcinogen removal application. Adsorption, in press (2022)
- Association with Imidazole in the Cooperative Order‒Disorder Transition in Aqueous Solution of Schizophyllan. Langmuir, 38, 1748‒1756 (2022)
- Gel growth of aqueous konjac glucomannan solution containing sodium trimetaphosphate dialyzed with dilute sodium hydroxide. Carbohydr. Polym., 255, 117329 (2021).