
研究KEYWORD
光化学,バイオイメージング,酸素センサー,発光材料,細胞,紫外線吸収剤
研究分野 (科研費細目)
生体医工学・生体材料学
主要な研究内容
ナノ秒・ピコ秒時間分解蛍光分光法,過渡吸収分光法,時間分解光熱分光法等を用いて,溶液中および脂質二分子膜中における励起分子(有機化合物,有機金属錯体)の緩和過程の研究を行っている。それらの知見を活かして生体関連化合物の細胞,組織内分布を可視化(イメージング)するための発光プローブ分子の開発,特に細胞,組織内酸素濃度計測のためのプローブ分子および計測法の開発を進めている。また,励起有機分子の無放射失活過程を利用した新規紫外線吸収剤の開発にも取り組んでいる。
共同研究に応用できる技術分野 または 共同研究実績
- 酸素センサー開発,発光材料開発,紫外線吸収剤開発
- 蛍光・りん光計測および解析技術
主要な所属学会
日本化学会,米国化学会,光化学協会,日本分子イメージング学会,分子科学会
近年の論文 または 特許 (3件以内)
- Ir(III) complex-based oxygen imaging of living cells and ocular fundus with a gated ICCD camera (ゲート付きICCDカメラとイリジウム錯体を用いた生細胞および眼底酸素イメージング), Photochem. Photobiol. Sci., 17, 846-853 (2018).
- Intravital phosphorescence lifetime imaging of the renal cortex accurately measures renal hypoxia (りん光寿命イメージングを用いた腎臓皮質の低酸素計測), Kidney Int., 93, 1483-1489 (2018).
- Oxygen imaging of living cells and tissues using luminescent molecular probes (発光分子プローブを用いた生細胞・組織の酸素イメージング), J. Photochem. Photobiol. C: Photochem. Rev., 30, 71-95 (2017).