研究KEYWORD
化学工学,エアロゾル,粉体食品,大気保全技術,結晶微粒子,大気化学
研究分野
化学工学,ナノマイクロ化学,物理化学,環境解析評価,環境保全対策
主な研究テーマ
- 微小液滴からの結晶粒子の生成と多形制御
- 大気エアロゾルの吸湿性評価
- 唾液飛沫の蒸発と吸湿特性評価
研究概要
医薬用結晶微粒子は多形や形態が,薬品の安定性や溶解性,さらには生物学的利用能に大きな影響を与える。結晶の多形や形態を精密に制御するには,ミクロに結晶化現象を捉え,積極的に核発生や結晶成長に関与する必要がある。それを実現するためには,均一な過飽和条件下での結晶操作が理想であり,物質や熱移動が迅速な微小空間での結晶化技術の確立が鍵となる。当研究室では空中に浮揚した単一微小液滴を結晶化空間場として捉え,液滴内の過飽和度の調整により,ミクロレベルで積極的に結晶化過程に関わることで,結晶の多形および形態の制御を行う。
提供できる技術・応用分野
- 微小液滴に関する技術開発
- PM2.5などのエアロゾルに関する研究
- 低温プラズマ技術
- レーザ分光技術
- 化学工学全般
- 粉体工学全般
- 粉体食品製造技術
主要な所属学会
化学工学会,エアロゾル学会,粉体工学会,静電気学会
代表的な論文 または 特許
- 実例で学ぶ化学工学 -問題解決のためのアプローチ-,化学工学会教科書委員会編,106-128,丸善 (2022)
- 浮揚ヨウ化カリウム微小液滴の結晶化過程の観察,エアロゾル研究, 35(3), 200-207(2020)
- 新しい反応場としての浮揚微小液滴の可能性,エアロゾル研究, 33(4), 248-252(2018)