研究KEYWORD
地域防災,避難行動,災害情報,リスク・コミュニケーション,防災教育
研究分野
土木工学
主な研究テーマ
- 避難促進策に関する調査研究
- 自主防災活動に関する実践的研究
- 防災教育に関する実践的研究
研究概要
災害に強い社会の実現には,ハード設備による安全領域の拡大の程度ではなく,その災害に対峙した社会(住民)がそのリスクの存在を明示的に意識・理解し,それに備える形の態度と生活スタイルを持つことが必要となる。この観点のもと,自らのリスクに関わる情報の理解構造,災害に対する態度(リスク認知)の形成過程を明らかにするとともに,緊急時の避難や平時における備えの行動を促進するための施策を検討する。具体的には,共助の観点から地域防災に関する研究,自助の観点から広義の防災教育に関する研究を行っている。
提供できる技術・応用分野
- 地域防災組織の運営や活動に関する支援
- 地域防災計画,ハザードマップなど,自治体の防災対策,災害対応に関する支援
- 防災に関する地域人材の育成支援といった広義の防災教育
- 小中学校における防災教育の支援
主要な所属学会
土木学会,日本災害情報学会,日本自然災害学会
代表的な論文 または 特許
- 児童生徒とその保護者を対象とした“津波てんでんこ”の促進・阻害要因の検討,災害情報,No.16-2,pp. 273-282,2018.
- ハザードマップの閲覧率・保管率に関する基準の検討, 災害情報, No.15-2,pp.233-244,2017
- The School Education to Improve the Disaster Response Capacity : A Case of “Kamaishi Miracle”, JDR, Vol.11, No.5, pp. 845-856, 2016.