研究KEYWORD
フォトニクス,光エレクトロニクス,光通信,光計測,光物理,応用光学
研究分野
電気電子工学,応用物理工学
主な研究テーマ
- RF信号評価における光波の利活用とミリ波帯への適用
- 無線通信アシストや計測用途に向けた位相同期2波長光源
- 光波干渉計測の高速化に向けた波長掃引光源の高速化
研究概要
光通信や光計測に資する光信号生成・制御・変復調。(1)光波のプロパティを利活用するRF信号評価:近年更なる利活用が注目されているミリ波帯RF信号への適用を念頭に置き,電子回路の負荷を緩和する複素振幅評価手法の確立を目指している。(2)位相同期2波長信号(光2トーン信号)源:安定した周波数差および位相同期性を有する光波のペア生成における駆動周波数の低減を主に検討し,無線通信のアシストや計測用途における有用性を示す。(3)高速波長掃引光源:光波干渉計測の高速化におけるボトルネックの克服に向けた構成の提案と検討を進めている。これらの他にこれまで進めた研究は次のとおり:(4)多値光変復調(5)光波信号の高速切替(6)電子線励起蛍光薄膜の蛍光強度増大(7)量子情報処理光デバイス応用に向けた微小光共振器/光ファイバ結合系の実験と解析
提供できる技術・応用分野
光波の変復調と光通信・計測システム応用;光ファイバ光学・光顕微計測システムおよび周辺技術(電子回路など)
主要な所属学会
応用物理学会,日本光学会,電子情報通信学会,アメリカ光学会(OSA),アメリカ電気電子学会フォトニクスソサイエティ(IEEE-PS)
代表的な論文 または 特許
- “Complex amplitude estimation of monochromatic radio-frequency signal using frequency down conversion via direct detection of interfered optical phase-modulation signals,” Optics Letters 46(11), pp.2646-2649 (2021).
- “Generation of wide frequency-spacing optical two-tone signal utilizing polarization and optical phase shift induced by RF phase 【招待講演; 他2件有】, “Proc. Progress In Electromagnetics Research Symposium 2018 (日本学術会議主催)
- “Long-term stable 60-GHz optical two-tone signal by destructive optical interference obtained from RF phase adjustment, “Electronics Letters, 52 (9), p.736 (2016). 【掲載号の巻頭記事”In Brief”でも紹介】