研究KEYWORD
制御工学,システム同定,状態推定,機械学習,電力システム
研究分野
電気電子工学,情報工学
主な研究テーマ
- システム同定と状態推定の理論研究とその応用
- 機械学習・人工知能を用いた制御理論の開発とその応用
- 電力システムに対する分散制御系の設計法の開発
研究概要
制御工学のうち,観測データから対象のモデルを構築するシステム同定と,データから対象の内部状態を推定する状態推定の理論について研究している.また,データに基づくモデルを安全に活用できる分散制御系の制御系設計理論を構築している.さらに,機械学習技術・人工知能技術を用いた制御系設計法についても検討している.すべてのテーマを通して,データだけを用いてモデリングや状態推定を行うのではなく,対象のもつ物理特性をうまく活用し,精度やロバスト性,安全性を向上することを考えている.現在までの具体的な研究対象は,電気自動車向けリチウムイオン二次電池のモデリングと状態推定,自動車のエンジンや車両特性のモデリング,標準時生成のための原子時計群のモデリング,電力系統の制御と電力市場における最適計画問題などがある.
提供できる技術・応用分野
制御理論,システム同定理論,状態推定理論,カルマンフィルタ,機械学習技術の産業応用
主要な所属学会
計測自動制御学会,システム情報制御学会
代表的な論文 または 特許
- Modularity-in-Design of Dynamical Network Systems: Retrofit Control Approach. IEEE Transactions on Automatic Control (2021)
- ニューラルネットワークを用いた電力市場における前日計画法 — 再生可能エネルギーの不確かさのもとでの取引戦略 —,計測自動制御学会論文集,Vol. 56,No. 2,pp. 57-66 (2020)
- Retrofit Control with Approximate Environment Modeling, Automatica, Vol. 107, pp. 442–453 (2019)