研究KEYWORD
地中レーダ,レーダシステム,ドップラレーダ,超解像イメージング,非破壊検査,超音波計測,振動計測
研究分野
電気電子工学,土木工学,安全工学
主な研究テーマ
- 加振レーダによる鉄筋コンクリートの鉄筋腐食評価
- パルス加振レーダによるコンクリートの劣化評価
- ドップラレーダによる穿孔中のドリル先端モニタリング
研究概要
コンクリート内の鉄筋を励磁コイルにより正弦的に加振し,その振動変位を電磁波ドップラレーダ法により非破壊的かつ定量的に計測することにより,コンクリート構造物内の鉄筋の動きやすさを評価する加振レーダ法について研究している。鉄筋が腐食すれば鉄筋が動きやすくなるため,その振動変位が増加し,振動変位大きさから腐食程度まで評価できる。また,パルス状に鉄筋を加振することで,コンクリート弾性係数,ひび割れの有無,鉄筋破断等,様々な劣化を診断可能なパルス加振レーダ法も研究している。同様に地中建機のバケットやドリル等の前方をリアルタイムでモニタリングしながら埋設物を損傷することなく掘削,穿孔可能なレーダ一体型のシステムを開発しており,企業との共同研究による実用化を目指した応用研究を主体に研究を行っている。
提供できる技術・応用分野
地中レーダ,鉄筋腐食探査レーダ,近距離レーダ,ドップラレーダ,掘削時前方探査レーダ,細径配線探査用コンクリートレーダ等
主要な所属学会
電子情報通信学会,IEEE,計測自動制御学会,コンクリート工学会,日本非破壊検査協会
代表的な論文 または 特許
- Non-destructive and quantitative evaluation of rebar corrosion by a vibro-Doppler radar method, Sensors, Vol.21, No.7, 2546 (2021)
- A Local Oscillator Phase Compensation Technique for Ultra-Wideband Stepped-Frequency Continuous Wave Radar Based on a Low-Cost Software-Defined Radio, Sensors, Vol.21, No.3, 780 (2021)
- 加振レーダ装置及びデータ解析装置,特許第6817628号、2021/1/4