髙橋 俊樹

准教授

TAKAHASHI toshiki

電子情報部門

研究KEYWORD

核融合,プラズマ,シミュレーション,室内空気環境,乱流シミュレーション,オゾン脱臭

研究分野

プラズマ学,流体工学,熱工学,電気電子工学,建築学

主な研究テーマ

  • 高ベータ核融合プラズマの理論・シミュレーション研究
  • 室内アレルゲンの高効率除去を目指した空気清浄システムの開発
  • 熱交換器内着霜シミュレーション研究

研究概要

電磁場におけるイオンや電子の軌道解析や乱流場における微粒子挙動解析などを用いた粒子輸送現象を専門とする。磁気閉じ込めプラズマへの応用では,自己組織化した高ベータプラズマの自発的フロー発現メカニズムの解明,中性粒子ビーム入射による定常維持の可能性について,研究を進める。室内気流への応用では,空気清浄機の生成する乱流場におけるスギ花粉挙動解析から,花粉除去に適した気流生成について検討している。核融合反応の医療応用として,先進ガン治療用小型中性子源の開発に着手し,ホロー陰極放電を利用した高密度プラズマ源の実験を始めている。

提供できる技術・応用分野

プラズマ磁気閉じ込め技術,プラズマのシミュレーション技術,熱核融合技術,室内空気環境,オゾン脱臭

主要な所属学会

日本物理学会,プラズマ・核融合学会,電気学会,室内環境学会

代表的な論文 または 特許

  • MHD Simulation of Merging Fueling Method Used for ST Plasma(STプラズマ用合体燃料供給法のMHDシミュレーション), Plasma and Fusion Research, Vol. 13, 1203008 (2018).
  • Comparative studies of inner and outer divertor discharges and a fueling study in QUEST(QUESTにおける内外ダイバータ放電の比較研究と燃料供給研究), Fusion Engineering and Design, Vol. 109-111, part B, pp. 1365-1370 (2016).
  • 数値シミュレーションによる空気清浄機のスギ花粉除去性能評価,クリーンテクノロジー,1月号, pp. 54-61 (2018).