研究KEYWORD
電子デバイス,脳型情報処理,情報記録,太陽光発電,薄膜,ナノ加工
研究分野
電気電子工学,物性物理学,応用物理工学,ナノマイクロ科学
主な研究テーマ
- 脳型情報処理のための機能材料と素子の開発
- 不揮発性情報記録素子における多値記録,低消費電力,高信頼性の研究
- ナノ構造形成・制御とその太陽光発電素子等への応用
研究概要
近年,医療や交通の分野への活用が期待される,革新的コンピューティング技術として,人工ニューロンと人工シナプスからなる脳型情報処理システムが世界中で非常に注目されている。今後,膨大な画像データをリアルタイムで処理する必要となるため,この脳型情報処理システムにおける高集積化と低消費電力化は極めて重要である。本研究室では,この将来の脳型情報処理システムに必要とされる新規機能材料と脳型情報処理デバイスを開発している。
また,今後IoT時代が進んでいくと,より多くのデータを保存する必要があるため,情報記録の重要性が更に高まる。本研究室では,次世代不揮発性情報記録素子の大容量化,低消費電力化と高信頼性化の研究を行っている。
情報処理・記録の他に,本研究室では,ブロックコポリマーによるナノ構造形成と電子線描画によるナノ加工の研究を推進し,これらの最新のナノ技術を駆使して次世代高変換効率量子ドット型太陽電池や光レクテナ等を開発している。
提供できる技術・応用分野
電子デバイス作製と評価技術,ナノ構造形成技術,ナノ加工技術,ナノ計測技術
主要な所属学会
IEEE,Material Research Society(米国),応用物理学会
代表的な論文 または 特許
- C-N-codoped Sb2Te3 Chalcogenides for Reducing Writing Current of Phase-Change Devices,Appl. Phys. Lett., 117,153502 1-7 (2020).
- Winner-takes-all mechanism realized by memristive neural network,Appl. Phys. Lett., 115, 243701 1-4 (2019).
- Scanning near field circular polarization optical microscope for measuring magnetic nanodot arrays,Science of Advanced Materials, 9, 151-155 (2017).