研究KEYWORD
エネルギー変換,燃焼,排ガス後処理,水素システム,燃焼計測
研究分野
熱工学,流体工学,化学工学
主な研究テーマ
- 燃料過濃燃焼を利用した水素と熱の同時生成システムの開発
- 尿素SCRシステムにおける尿素分解過程の研究
- 熱交換器内伝熱面への微粒子堆積挙動の研究
研究概要
燃料の燃焼過程で発生する熱を動力等に変換するガスタービンなどのエネルギー変換システムに対しては,環境保全のために一層の高効率化と低公害化が求められています.そこで,燃料の燃焼機構の解明といった理学的研究から,燃焼装置内の噴霧燃焼を対象とした工学的研究まで幅広く取り組んでいます.また,尿素SCRシステムやEGR(排ガス再循環)システムなど燃焼装置から排出される大気汚染物質を低減するシステムに関する研究も行っています.さらに,燃料にバイオマスを用いて,カーボンニュートラルでありながら水素を熱と同時に取り出すことのできるシステムの開発に取り組んでいます.このシステムは燃料にアンモニアを用いればCO2フリーのシステムにも発展する可能性を秘めています.
提供できる技術・応用分野
燃焼・熱流体関連計測(燃焼ガス分析,温度計測,ガス流動計測,排ガス分析,微粒子計測)
ボイラ,焼却炉等各種燃焼装置の高性能化,クリーン化
燃焼を利用した新エネルギーシステムの開発
主要な所属学会
日本機械学会,日本液体微粒化学会,自動車技術会,日本エネルギー学会,日本ガスタービン学会
代表的な論文 または 特許
- Effects of Cooled Wall Temperature and Hydrocarbon Concentration on Separation Behavior of PM Deposit Layer in an EGR Cooler, Powertrains, Fuel and Lubricants International Meeting (PFL2019), Kyoto, Japan, August (2109)
- Influence of non-thermal plasma aftertreatment technology on diesel engine particulate matter composition and NOx concentration, International Journal of Environmental Science and Technology, Vol.13 (2015), 221-230.
- EGRクーラ内へのPM堆積挙動に関する実験的研究,日本機械学会論文集,Vol.80, No.820, (2014), DOI: 10.1299/transjsme.2014tep0365