研究KEYWORD
ポーラス金属,材料試験,塑性加工,鋳造,粉末冶金,IoT,サステナビリティ
研究分野
材料力学,材料工学,安全工学,情報工学
主な研究テーマ
- ポーラスアルミニウムの製造法・接合法に関する研究
- IoTコンセプトに対応した材料試験装置の開発
- ステンレス鋼配管の健全性評価に関する研究
研究概要
- 鋳造,圧延,粉末冶金およびリサイクル技術を用いて,輸送機器軽量化に有効な軽量構造材料であるポーラスアルミニウムの安価な製造法の確立を試みている.大型ポーラスアルミニウムの製造に有効なポーラスアルミニウムの接合法に関する研究も行っている.
- IT技術やAI技術を取り入れた材料試験装置の開発を行っている.例えば,マイクロコンピューターを搭載した独自開発の硬さ試験機は,硬さの解析がPCなしで可能な他,遠隔操作や硬さデータの配信も行うことができる. IoT技術を利用した加工状態の常時センシングのように,ものづくりにIoT技術を取り入れる研究も行っている.
- 発電所や化学プラントなどで使用されているステンレス鋼配管の健全性評価に関する研究を行っている.具体的には経年劣化や外力によりキズが発生した状態を模擬するためにステンレス鋼配管に切欠きを付与する.切欠き付きステンレス鋼管に曲げ・引張複合荷重を付加し強度を評価する.最終的に,ステンレス鋼管を利用している現場おいて,キズ形態に応じてステンレス鋼管を継続して利用可能か交換を要するか判断することを可能にする.
提供できる技術・応用分野
ドリルや包丁などの特殊形状部の硬さ評価/金属材料およびセラミックスの機械試験/切削屑などのリサイクル/ポーラス金属の作製・性能評価・接合/マイコンを用いた加工状態の常時センシング
主要な所属学会
日本金属学会,軽金属学会,日本機械学会,日本材料試験技術協会,日本鋳造工学会
代表的な論文 または 特許
- Herbert Hardness Test Using Accelerometer for Swing Angle Detection, Experimental Techniques, (2021), doi: 10.1007/s40799-021- 00438-4.
- 縦型双ロ-ルキャスティングを用いたプリカーサ法によるポーラスアルミニウム合金の製作, 鋳造工学, Vol.92, (2020), pp.577-582.
- Leak-Before-Break and Plastic Collapse Strength Evaluation of Stainless Steel Piping with a Part-Through Notch, Mechanical Engineering Journal, Vol.7, (2020), Article No.19-00559.