山口 誉夫

教授

YAMAGUCHI takao

知能機械創製部門

研究KEYWORD

制振防音,非線形・カオス,粘弾性材・多孔質材,振動,音響,波動,生体反応

研究分野

機械力学、設計工学、生産工学、人間医工学

主な研究テーマ

  • 自動車などの機械構造物の振動,音響,衝撃特性,乗員挙動のCAE,実験解析
  • 波動,制振,防振,吸音,遮音,防音
  • 生体反応を伴う人体とアーム,ロボットなどとの衝突問題の数値解析,実験解析

研究概要

  • 内装など柔軟物質(繊維材,フォーム材,ゴム,粘弾性材)を持つ構造物の振動,音響,衝撃を研究している.
  • 想定外の大きな力が入った場合や傷ついた構造の場合に,波形が複雑になり予測困難な非線形現象,カオス現象が発生しうる.減衰で想定外のゆれを安定化させる研究をしている.見えないゆれをセンサでとらえ,波動吸収を独自の計算力学手法で改善し,安全安心なシステムの実現を目指している.
  • 弾性体,粘弾性体,多孔体,気体,液体の混合体の有限要素による振動音響動特性,衝撃特性、散逸特性の独自の計算法を提案し,計算コードを開発している.
  • 視覚の有無,身構え,パニック,筋肉の緊張や弛緩など生体反応を含んだ人体とロボットなど運動する機械との接触,衝撃,衝突挙動をもモデル化し数値計算する.また,内臓を含む人体有限要素モデルを用いた乗り心地や動的応答の解析も行っている.
  • 生体信号などにカオス分析を応用した波形処理も行っている.
  • 自動車,建築,音響機器,各種樹脂部品,フォーム材,繊維材,化粧品,構造解析ソフトの各企業との共同研究,技術アドバイザの実績が多数ある.

提供できる技術・応用分野

  • 自動車などの機械構造物の振動,音響,衝撃特性,乗員挙動のCAE,実験解析
  • 波動,制振,防振,吸音,遮音,防音
  • 粘弾性材,多孔質弾性材
  • 生体反応を伴う人体とアーム,ロボットなどとの衝突問題の数値解析,実験解析

主要な所属学会

日本機械学会,計算工学会,自動車技術会,日本音響学会

代表的な論文 または 特許

  • Damping response analysis for a structure connected with a nonlinear complex spring and application for a finger protected by absorbers under impact forces,Mechanical Systems and Signal Processing,Vol.42,88-96,(2014) IF6.471.
  • Nonlinear transient response analysis for double walls with a porous material supported by nonlinear springs using FEM and MSKE method,Mechanical Systems and Signal Processing,Vol.42,115-128,(2014) IF6.471.
  • FEA for Damping of Structures Having Elastic Bodies, Viscoelastic Bodies, Porous Media and Gas,Mechanical Systems and Signal Processing,Vol.21,No.1,535-552,(2007) IF6.471.